都市中心部や防火地域といった厳しい条件下でも、安全性と視認性を両立する大波止ビジョン。
防水・防塵性能はもちろん、環境条件に合わせた柔軟な設計で、地域の情報発信力を大きく高めます。
長崎市中心部に大型LEDビジョン『大波止ビジョン』を開設
地域の情報発信拠点として、新たな挑戦をスタート
2024年9月1日、私たちミナミハラLEDは長崎県長崎市元船町14の大波止交差点に、自社運営初のデジタルサイネージ「大波止ビジョン」を開設いたしました。
W7040×H3520mm、ピッチサイズ5mmの大型LEDビジョンは、これまで培ってきた技術力を地域に還元し、長崎の情報発信拠点として新たな価値を創造する挑戦の第一歩です。
「LEDビジョンの可能性を、もっと多くの方に知っていただきたい」「地域の事業者様に、効果的な情報発信の場を提供したい」そんな想いから、この事業をスタートさせました。
実際のLEDの明るさやサイズ感を体感したい方は、
MINAMIHARA LED LABでの見学予約をおすすめします。
大波止ビジョンでは随時、広告を募集しております。
詳細は下記の特設ページにてご確認くださいませ。
https://led.minamihara.co.jp/nagasaki-ohato-vision/
立地選定に込めた戦略と想い
大波止を選んだ理由は、その圧倒的な交通量と多様性にあります。平日でも約60,000台が行き交うこの交差点は、通勤・通学の日常利用から観光地への経由地点まで、あらゆる層の方々が集まる長崎の要所です。
特に印象的なのは、長崎を代表する伝統行事「長崎くんち」の際に、奉納踊の通り道となることです。歴史ある祭りと最新のデジタル技術が交差する瞬間は、まさに長崎らしい風景だと感じています。
LEDビジョンの効果を最大化するため、設置位置と高さには特にこだわりました。県庁坂方面と長崎駅方面、どちらからも自然に視界に入る角度を計算し、車からでも歩行者からでも見やすい最適なポジションを実現しています。
「情報が確実に届く」ことを第一に考えた結果、短時間で効率的に多くの情報を伝えられる設置となりました。
防火地域という技術的挑戦を乗り越えて
大波止ビジョンの設置で最も大きな挑戦となったのが、長崎市中心部の「防火地域」指定エリアでの施工でした。
防火地域とは、火災の延焼を防ぎ都市の防災性を高めるために国土交通省の建築基準法に基づいて指定される区域で、建築物や設置物に厳しい技術基準が求められます。
具体的には以下のような制約がありました:
制約項目 |
対応内容 |
使用材料 |
国土交通大臣認定の不燃材料等を使用 |
法的手続き |
建築基準法第88条に基づく工作物確認申請 |
構造安全性 |
建築物の耐火構造との整合性確保 |
電気設備 |
火災リスク対策を含む安全設計 |
実際、これらの条件のため設置を断念するケースも少なくありません。しかし私たちは、不燃認定素材の採用、法令に即した綿密な設計、そして行政・消防との丁寧な協議を重ねることで、安全・確実な設置を実現できました。
LEDビジョンの詳細資料や導入事例をまとめた資料は、
こちらからダウンロードできます。
地域とともに歩む情報発信拠点として
大波止ビジョンは単なる広告媒体ではなく、地域の情報発信拠点として機能することを目指しています。
地元事業者様の商品・サービス紹介はもちろん、観光情報や地域イベントの告知など、長崎の魅力を発信する場として活用していただけます。特に、従来の看板では表現しきれない動画コンテンツや、リアルタイムでの情報更新が可能な点は、デジタルサイネージならではの強みです。
この事例は、都市中心部や防火地域といった法的制約がある環境でも、適切な技術と手続きを踏めば、LEDビジョン設置が十分可能であることを示しています。
「うちの立地は条件が厳しいから…」とお悩みの事業者様にも、必ず解決策があると確信しています。
お気軽にご相談ください
大波止ビジョンでの挑戦を通じて、私たちはさらに多くの知見と経験を積むことができました。この実績を活かし、お客様それぞれの環境や条件に合わせた最適なLEDビジョン提案を行ってまいります。
「防火地域だから設置は難しい」「こんな条件でも大丈夫?」といったご不安も、ぜひお聞かせください。事前に実機で明るさや視認性を確認できるラボ見学も随時承っております。
地域とともに成長し、皆様の情報発信をサポートすることが、私たちの使命だと考えています。
大波止ビジョンは、防火地域や都市中心部など条件の厳しい立地にも対応可能です。
料金や放映仕様、申し込み方法などの詳細は特設ページでご覧いただけます。
地域のシンボルとなる新しい情報発信拠点を、ぜひ活用してください。
設置場所
〒852-8127
長崎県長崎市元船町14