こんにちは。MINAMIHARA LEDのメディア運営部です!
駅のターミナルやショッピングモール、街中などで当たり前に目にするようになったLEDビジョンですが、色とりどりの映像で見る人々の目を楽しませてくれ、今後益々の発展が見込まれています。
今回はそんなLEDビジョンの仕組みや特徴についてご紹介したいと思います。
LEDビジョンとは?
デジタルサイネージを設置する際にLEDを選ぶ企業が増えています。デジタルサイネージとは、店頭や屋外の広告やイベントの演出時にディスプレイなどを使用した電子看板や電子掲示板の総称となります。その中で、LED搭載の大型のディスプレイを「LEDビジョン」と呼びます。
街中などの様々な場面でLEDビジョンが利用されているので、見かけた方も多いと思います。
特徴としては以下のようなものがあります。
外光に強い
LEDビジョンの最大の特徴と言えば、LED自体が光るので画面を特出して明るくできる事です。
輝度を表すcd(カンデラ)が屋外用であれば5000cd/㎡、屋内用は1000cd/㎡程度の明るさを出せます。テレビが100~200cd/㎡ですから、その明るさがおわかりいただけると思います。
この明るさがあるので、従来の映像表示機器が苦手としていた、屋外や明るい場所での使用が可能です。
リフレッシュレートが高い
これも大きな特徴と言えます。パネルだけを考えれば3840Hzを出す事が出来るものもあります。一般的なテレビやPC用のモニターは60Hz前後です。
このため、滑らかな映像を映し出す事ができます。 画面をカメラなどで撮影した場合でも、フリッカーが出るようなことが無いので、テレビ番組などの背景としても使用可能です。
レイアウトの自由度が高い
LEDビジョンはパネルをタイルのように組み合わせており、パネル自体が薄いため、球面や円形を含め自由な形に組む事が出来ます。
また、液晶モニターとは異なり、ベゼル(モニターの外枠)がありませんので、繋ぎ目を気にすることなく画面を構築できます。
どこででも使用できる
屋外用の製品は防水、防塵加工されているものも多く、塩水に対する加工処理をしている製品もあるので、海水浴場などでのイベントにも対応できます。
省エネで寿命も長い
LEDを使用した製品は全般に消費電力が少ない省エネルギーとして知られていますが、LEDビジョンに於いても同様です。
また、耐久性に優れており、耐用年数が長くなっています。 消費電力が少なく、耐用年数も長いのでコストパフォーマンスに優れています。
LEDビジョンの仕組み
LEDビジョンの構造
LEDビジョンはパズルにようにパネルを繋ぎ合わせて1つのビジョンを作ります。パネルの組み合わせ方次第であらゆる大きさに組む事が可能です。 従来の液晶モニターでは実現不可能な拡張性や柔軟性を持っています。
電源や映像の繋ぎ方
LEDビジョンを使った台数分電源が必要か?ということですが、液晶パネルとは異なり、LEDビジョンの場合はデイジーチェーン方式(数珠つなぎ)です。つまり、隣のビジョンに電源を受け渡していくのです。映像信号も同様でLANケーブルを用いて映像信号を受け渡していきます。
画面解像度について
LEDビジョンにも液晶モニターと同様に1筐体ごとに解像度があります。 LEDビジョンで高解像度を実現させようとすると、LEDの使用数が多くなり高額になります。
現在主流になっている解像度は、Full-HD(1,920pixel×1,080pixel)ですが、LEDビジョンでこの解像度を実現するためには莫大な費用がかかり、コストパフォーマンスの観点からみると、オーバースペックです。 現実的にはこの半分以下の解像度でも、解像度の不足はありません。
ピクセルピッチと視認距離
ピクセルピッチというのは隣同士になるピクセル間の距離の事です。ピッチが小さければ小さいほど、面積あたりの解像度が高くなります。 また、視認距離にも大きな関係があります。
大きなピッチでは近くで見ると目が粗いですが、離れて見てみると目の粗さは目立たなくなります。 ピクセルピッチ毎の適性視認距離の目安は下記の通りです。
適性視認距離=ピクセルピッチ×1.16m以上の距離
LEDビジョンからそのビジョンを見る場所までの距離が適性視認距離になるようにビジョン選びをする必要があります。
まとめ
今回はLEDビジョンの仕組みや特徴についてご紹介させて頂きました。いかがでしたでしょうか?
LEDビジョンはサイズやレイアウトの自由度が高く、様々な用途で活用する事が出来ます。 使用用途に応じ、サイズやレイアウトを決定しましょう。